●075 落葉 おちば 〇つゆしもましろにあさごとおきて
表題:落葉
読み:おちば
収録:(A)高等女學校音樂教科書 3 渡邊彌藏,山本壽共著 大阪寶文館 1929(S.4).9=初/1930(S.5).11=訂正再版 ◎[A3-31],Copy=(K81)
記譜:単声(伴奏なし) イ長調 4/4
インチピット:ソソ|ドドレレ|ミファソソミ|ミレファレドシ|ド
曲:民謡(Volkslied)
詞:犬童球渓
[詞] ※高等女學校音樂教科書 3より
1.露霜眞白に朝毎おきて 木枯寒けく夜毎に吹けば
後(うしろ)の林の茂れる木の葉 梢を離れてさらさら散るよ
掃きゆく後より庭の面(も)埋(うづ)めて 散り敷く落葉のいと面白
ひらひらひらひらら ちらちらちらちらら
2.朝毎こめたる狭霧(さぎり)や染めし 夜毎に注ぎし時雨やそめし
庭なる紅葉も盛を過ぎて 風なき夕べもちらちら散るよ
さながら錦を敷きたるそのさま 掃かずもながむる朝(あした)嬉し
さらさらさらさらら はらはらはらはらら
(C) Kyukei Kinenkan 2024